Jack DorseyはTwitterで8時間、Squareで8時間、合計16時間働く

Jack DorseyはTwitterの作者であり現会長。しかも、彼の二つ目のスタートアップであるSquareのCEOも同時に努める。

http://thenextweb.com/entrepreneur/2011/11/14/jack-dorsey-does-8-hours-at-twitter-8-hours-at-square-daily/

Twitterの前CEOエヴァン・ウィリアムズと仲が悪くなって追い出された(?)あと、モバイル決済サービスを提供するSquareを立ち上げた。その後、Twitterに呼び戻されたようで、日々の経営に携わるようになった。Squareを任せるものがいなかったのか、両方自分でリードする決断をしたようだ。

ツイッターで8時間働いた後、2ブロック先のSquareのオフィスに歩いていってもう8時間努める

この16時間というのは日本でよく見られる「どうせ深夜まで帰れないから、10時ぐらいに出社して昼過ぎまでエンジンかけないでゆっくりやろう」という顔出し就労ではない。多分16時間スプリントしっぱなしだろう。ジャックに会ったことはないがアメリカの企業超人を見てきているからこのような驚異的な集中力の存在は疑わない。

さてDorseyは一体どのようにこのようなスケジュールをこなすのだろうか? 日々各社で取り組む課題エリアを一つだけ選んでそれに専念するらしい。

  • 月曜: 管理陣との打ち合わせ。会社運営全般。
  • 火曜: 製品開発
  • 水曜: マーケッティング、コミュニケーション、、

…という具合だ。

さすがにこのような多忙スケジュールだと回復も必要で土曜はハイキングする日と決っている。

中断されることが多いがすぐ回復できる 「今日は火曜だからプロダクトに専念する日…」

スケジュール構成が中断からの回復に最適化されていることから見るとDorseyのような頭脳の持ち主でもやはり、「中断」に弱いらしい。いや逆に彼のように高機能な頭ほど中断に弱いのだろう。中断のもたらす知的作業への弊害はPaul Grahamも強調している。

Jack Dorseyはかなり変った経歴と興味深い性格の持ち主だ。機会があったら紹介していきたい。