redditから: ParrotがLLVMを、Turning氏への謝罪、PHP創始者インタビュー

* ParrotがLLVMにのJITに鞍替。

http://renesd.blogspot.com/2009/09/many-jit-projects-parrot-plans-to-ditch.html

次世代ダイナミック言語のVMを目指すParrotが自前のJIT開発をやめLLVMに切り替えるそうだ。LLVMってGCCの代用品の位置付けかなと思っていたけど、ダイナミック言語にも使えるってことになる。Parrot以外でもGoogleによるpythonの高速化プロジェクト「unladen swallow」もLLVMをバックエンドとしている。あとMac RubyLLVMを使うらしい。ダイナミック言語においても、Perl,Python,Rubyと三拍子揃ったLLVMだ。


* イギリス政府、Alan Turning氏に対する扱いに謝罪

http://www.number10.gov.uk/Page20571

ナチの暗号の解読を可能にし、コンピュータサインスの父とも言えるalanturning氏。イギリスのヒーローとも言えるべき人物だが、実は自分の政府から虐待とも言える待遇を得て自殺に追いやられてしまった。同性愛者だあったという理由のために。今回、始めて公式に政府から謝罪を得ることになった。それは氏に対する扱いは「嫌悪感をも感じさせるものだった」と強い言葉だった。


* PHP創始者Rasmus Lerdorf氏が語る

http://www.techradar.com/news/computing/pc/how-php-became-such-a-huge-success-633591?artc_pg=2

以下、ハイライト

- PHP開発への関与度: Linuxとは対照的で、彼は自分なしても開発が進むようにしたい。ネックにはなりたくないから。最終決定権は期待されているが避けているとのこと。

- 開発スタイル: 特に無し。完全オープンなメーリングリストがり、そこで議論してきめる。質がどうあれ、実装があるものが勝つ。

- php6の開発を遅らせるものは: unicode指向の開発をしたがる人材がいない。

- PHPの歴史: Cとperlから自分のウェブ開発いらないものを捨てたらこうなった。 C++JavaからOOを参考にしたが、オブジェクト指向の熱狂なる信者ではない。

- オープンソースプロジェクトの経過: オープンソースプロジェクトをリードするには自我(ego)を捨てるしかない。 1997年に独りでパッチを当てる限界に達っしたとき、止めとうかと思ったが、 それまでうるさく催促されていた貢献者たちにソースに対する権限を与えたら一転し開発が楽しくなった。

- Ruby on Railsについて: コード生成(scaffolding)はscreencastデモにはいいが、実際の開発では問題。みんなあのビデオ見て始めたが、問題を認識しはじめているみたい。