hackernewsから: ソフトウエア特許に関する個人的な話
RedHatがソフトウエア特許に関して最高裁で意見して話題になっている。
英語圏のgeek系のサイトではソフトウエア特許や「ビジネスモデル」特許が問題にあがるが、これは個人的なナングルから書かれた話。
アメリカの特許事情を知らない方へ。この話の背景には子供がブランコを横に振ることやや猫をレーザーペンで運動させることことが特許できる米国のシステムがあるということを理解しておいてください。
これがそのブログ
http://thenoisychannel.com/2009/10/03/software-patents-a-personal-story/
以下要約:
知り合いのスタートアップが大手の同業者から、今すぐやめないとパテントで潰すぞと脅しかけられている。この友人は闘う決心のようだ。このような状況における起業家の選択肢は:
1. 戦いを避け、スタートアップを破棄する。これがファウンダーに取ってベストの選択かもしれない。
2. 闘う場合は、 「non-infringement defense」か「invalidation defense」という道がある
non-infringementはスタートアップの内容が問題の特許によってカバーされないものだと主張する駄目な特許を修正しないとうい意味では世界はよくならないが、スタートアップにとっては近道。しかし、近年はあまりにも曖昧なものが特許として認められる傾向があるので、起業家にとって不利。
invalidation defense: 特許が無効なものと主張する。悪いパテントを掃除する効果があるので、これが一番良い対応となるが、金と時間がかかるので、スタートアップにとっては自殺行為。
上の分析からわかるように、友人は「法律的恐喝行為」をうけていることになる。このように脅しに使われる特許はよく潰れる会社から二束三文で買われたものだったりする。死にゆく知的所有権が特許というシステムにより進歩を妨げるようになるのは残念なことだ。