Nokia マイクロソフト
- Nokia新CEO Stephen Elopが「我々は炎上しつつあるプラットフォームに立っている」 http://blogs.computerworld.com/17791/nokia_ceos_burning_platform_memo_lends_more_weight_to_a_microsoft_nokia_windows_phone_7_deal
- ノキア社員がデモ。レイオフは避けられなさそう。
- CEOはStephen Elopはマイクロソフト社の大株主らしい
- 「マイクロソフトはNokiaを0ドルで買収してしまった」
- Symbian OSからWindows Phone 7に切り替えるよう
- Nokiaのモバイル流通網でWindow7を広めるという戦略?
computerworldのMike ElganによるとNokiaはもう終っているらしい
モバイルプラットフォームの「勝ち組の戦略を否定し負け組の戦略を採用している」からだ
http://www.computerworld.com/s/article/9209198/Mike_Elgan_Why_Nokia_is_toast 以下この記事からいいとろこだけつまむ。
勝ち組のその戦略は:
- アップル: ハードからソフトからストアまでインテグレートされた閉じた戦略
- Google: ハード・ソフトにおいて柔軟で断片化されたオープンな戦略
負け組はマイクロソフトだ。
Elganの分析
消費者体験: Nokia対アップル
Nokiaの場合
E72が欲しいけど3710の方がいいのかな。7020それとも2730? 7020の方が大きい数字だけどこっちの方がいいのかな? 何が違うのかな? 何、機能を陳列した長いリストを読まなきゃいけないの? 間違った機種を買ってしまったらどうしよう。あれ、C6ってのもあるけど、友人はC7がいいっていっていた。でもC7なんてないなUSで売っているのかな? … これがNokia体験。混乱し、イライラし、屈辱を感じる。まだ機種を選択できいない。
アップルの場合
アップルのサイトに行くと端末は一つしかない: http://www.apple.com/iphone/ これがベストのものと確信が持て、間違った機種を買うという心配もない。…
Nokiaわかった? わかんねーだろうな。
日本市場から学ぶべきこと
Nokiaは長年日本市場参入を目指して努力した。結局2%しかとれず、日本市場は完全に飽和し日本人は日本ブランドを好むという結論を出し、2008年に引き上げた。
一年半後、日本のスマートフォン市場の72%をアップルが占めることになった。アップルは日本市場により優れたデザインとブランディングとシンプリシティーを提供したからだ。 Nokiaはその逆をした。
Nokiaの選択すべき戦略
機種を二種類に絞る。世界には数話だけができる電話を求める市場がある。ネットに接続しない究極のミニマリストフォンを作るべきだ。良いアンテナを付け、最高の通話品質を追求し、日単位いや週単位のバッテリー寿命を提供する。OSは何でもいい。
もう一つは究極のwindow 7スマートフォンにする。iPhoneより優れた通話品質を提供しスクリーンもカメラも競争相手より良いものを提供する。
NokiaはGoogle路線を選択すべきだったが、マイクロソフトと一緒になってしまったので、その選択肢は無くなった。ならアップル戦略しか残された道はない。しかし、Nokia幹部はこんな戦略を笑うだろう。だからNokiaは失敗に終る。