グーグルがchromeをSEOルール違反で7ページ目までランクダウン

グーグルはChromeブラウザをプロモートするために、サーチエンジン部門が駆逐しようとしているスポンサードポスト・キャンペーンを展開した。これはターゲットサイトにリンクを張るポストを支払いと引き換えにブロガーなどに書かせるというものだ。この記事によると、グーグル自身の有料リンクガイドラインに違反する行為になる。
http://searchengineland.com/googles-jaw-dropping-sponsored-post-campaign-for-chrome-106348

searchengineland.comのDanny Sullivan氏の分析によると、グーグルはChrome部門の広告活動をガイドライン違反とみなし、chromeサイトwww.google.com/chromeを格下げにした。
http://searchengineland.com/google-chrome-page-will-have-pagerank-reduced-due-to-sponsored-posts-106551
以前は「Browser」というクエリで二位だったのが、現在7ページ目まで落ちている。この罰は最低60日間継続するそうだ。

GoogleMatt Cutts氏の返答によると、Chrome側はこの期間後、違反箇所の修正の証拠を提出してランキング見直しの申請をできるそうだ。これは他者と同じ扱いということになっている。

キャンペーンの主旨はChromeプロモーション動画を見てもらうというものだ。なので殆どのページがサイトへのリンクを張っていなかったので、ページランク操作をしているとはみなされなかった。ただ一つだけ、www.google.com/chromeへリンクを張り「ページランクを流していた」有料リンクががあったので、違反としたそうだ。一般サイトと同等の厳しい基準が適応されたようだ。

これは映画「American Me」でEdward James Olmosのギャングが「身内を殺すことにより新しいリスペクトを得た」というような状況なのだろうか。

それとも、Chrome部門がガイドライン違反行為を行う広告エイジェンシーを使ったことを笑うべきか。

いや、Danny Sullivan氏が指摘しているように、グーグルが自分のルールに従うことができないなら第三者がそれを把握するのは無理、と考えるのが妥当だろう。