Bruce Schneierがクラウドにおけるファイル消去について語る。

セキュリティー界のアクションヒーロー直々の御言葉:
http://www.schneier.com/blog/archives/2009/09/file_deletion.html

facebookgoogleなどのウェブサービスはユーザのデータの消去を保証しない。
Kindleなどのデバイゥスにおいてもコンテンツの消去の権限はamazonが握りユーザにない。
つまり、ユーザはファイルの消去のコントロールを失いつつある。

そこで、ワシントン州立大学のVanish(=消滅)というプロジェクトは暗号キーをインターネットに
分散することより、データをホスティングしている組織に頼ることなく、データの消滅
を保証するサービスを開発している。厳密には「データの消滅」でなく、データが解読
できなくなるようにするらしい。当然、解読したコンテンツを保存することは可能だが、
アップロードされた元のファイルは一定時間後解読不能になることが保証される。
Schneier氏はこのれについて、ユーザのコンテンツに対する権利の復興として
慎重にも歓迎している。