Poul-Henning Kamp がガスメータをハックしたときの話

このブログでも紹介したハッカーPHKが光学センサーで自宅のガスメータを読み込んで消費量をPCに落して自動的にモニタリングできるようにしたときの話。

PHKといえば元FreeBSDのコアメンバー、HTTPアクセラレータvarnishの作者、「自転車置き場の色議論」をソフト界に広めたハッカーだ。

笑っちゃうのが(本人は怒っているが)彼の家のガスメータにはデジタル出力ポートがあるのだ。しかしそれは使われていない。将来を見越して機材にポートを付けてはみたが、ガス会社は一向にそれを使って自動化しようとうつもりは一向にないようだ。

それで、ガス会社に電話して使っていいかと許可を乞うたら、「絶対に駄目」という返事だった。ガスの消費者としてそのコストをすでに払っている者に使用を許さない--phkが怒るわけだ。

しかし、ハッカーはそんなことでは諦めない。メータを見てみると1桁のゼロが数字の0でなくて鏡状まるになっていた。あきらかに光学処理用だ。これを使わない手はないと、光学をメータにテープで貼り付けてそれをPCに継いでデータを吸い出したという話。OSは当然FreeBSDだ。

ここに写真とかある。 http://phk.freebsd.dk/Gasdims/

これ10年近く前の話なんだね。デンマークのガス会社はデジタルデータを読み込むようにしたのだろうか？それとも未に寒いなか読んで廻っている人がいるんだろうか？