「オラクルがJenkinsをフォークした」
このブログで「コミュニティーがHudsonをJenkinsにフォークした」というようなことを書いたが、これは間違った言い方だという意見がある: http://www.artima.com/weblogs/viewpost.jsp?thread=317610
この投稿によると、フォークしたのはオラクルだということになる。
そもそもコミュニティーがリポジトリをgithubに移行するなど、プロジェクト運営の方向性が気にいらなくてトレードマークだけ持って出ていってしまったのはオラクルの方だ。オラクルが「Hudson」の登録商標に対する所有権を主張したので、コミュニティーは仕方無くプロジェクトを改称することにした。オラクルも貢献者を抱えているが、コードベースへの貢献の重心は圧倒的にJenkinsコミュニティーの方にある。なので、改称したものの本家はJenkinsとみて、オラクルを分岐というのが正しい見方と主張している。
これからユーザはオラクルブランド下のHusdonとコミュニティーベースのJenkinsの選択を迫られるだろう。企業は公式・正式なものを求めるので、「どっちかがフォークか」という表現はプロジェクト参加者のプライド以上の重要性を持つようになる。
Ian Robertsonは正しい。これからは「オラクルがJenkinsをフォークした」とうことにしよう。