改造する人達に対するソニーの終りなき戦い

http://www.techdirt.com/articles/20110224/23195013251/sonys-neverending-war-against-freedom-to-tinker-innovate.shtml

Aiboが踊りをできるようにしたモッダーを訴える

Connectix社とBleem社を訴える。

プレイステーションゲームをPCで使えるようするエミュレータのメーカ。Bleemは法的防衛する資金がなく倒産。

リージョンコードを回避する“Mod Chips”に対する攻撃

コンテンツやマシンをリージョンコードにより人為的に価格を操作する方が違法であるべきだ。しかし逆に違法の疑いがある市場の人為的な操作のメカニズムが法律により保護されている。

Gamemastersを訴える

日本で購入したゲームを米国でプレイできるようにしたデバイスのメーカー。

PSから「OtherOS option」を削除

これによりLinuxが使用不能に。(消費者が買った後で「アップグレード」により機能を削除というやり方がさらに悪質だ)

上の機能を回復させたハッカーGeorge Hotzを訴えている

(これ以外にもセキュリティー研究者にも法律の矛先を向けている)

DMCAを乱用してBMGルートキットによる脆弱性の公開を阻止しようとした



最後のはソニーのユーザに対するクラッカー行為だ。個人がやっていたら確実に実刑に至る犯罪。改造する人達に対する攻撃ではなく、逆にソニーがユーザのマシンを勝手に「改造」したわけだが、ユーザに対する蔑視という面で共通点がある。

モッダー達が購入した自分の機材に対して改造をする、あるいはそれを援助することが犯罪として扱われているのに、ソニーが他人のマシンをハックする分には責任が問われない。これはどういうことだろう? というのは修辞疑問で答は明かだ。法律はその購入者の都合で適用されるということだ。購入者というのはソニーという一企業ではなく、アメリカの著作権カルテルのことだ。あのソニーがこういう連中と組んでやっていることが未だに信じられない。若い人にはピンとこないかもしれないが、ソニーはすごくカッコ良い時代があった。