8ビットマイクコントローラでUbuntuをブートする
「Linuxは最低1メガのメモリ、MMUと32-bitアーキテクチャが必要だ」、「マイクコントローラでは動かない」という定説を粉砕するためにDmitry Grinberg氏がATmega1284pでUbuntuをブートさせた:
http://dmitry.co/index.php?p=./04.Thoughts/07.%20Linux%20on%208bit
ATmega1284pというのは5ドルぐらいて売っているものだ。
こんなゲジゲジでLinuxをブートするなんて…
この簡単なチップでLinuxをブートするさいの課題をいとも簡単に解決していく様子を語る
メモリ: 30-pin SIMMとインタフェースするためのコードを書いた
ディスク: これも独自ドライバを書いたよう
CPU: これも自作ARMエミューレータにより32-bitとMMUの問題を解消
パフォーマンスは: コマンドプロンプトまでのブートに2時間。Xのログインまでは6時間! エミュレートされたCPUスピードは6.5KHz。一度立ち上がってしまうと以外と使えるとのこと。コマンド打ち込むと1分ぐらいで答がかえってくる。実際にこれでSDカードのフォーマットをしたそうだ。
「Linuxはマイクコントローラで動かず」の神話を崩すのに成功した作者はこのマシンを「最も安く、遅く、簡単に手で組め、パーツが少ない最低価格仕様のLinux PC」と呼んでいる。
概念を実証、あるいは反証するだけのために不可能を可能にする。これぞ究極のハックだ。