Linux: パーミッションのrwxの後の「.」は何だ?

パーミッションの基礎についてはこちらを: http://homepage3.nifty.com/nasunu-i/LinuxBeginner/Permission.htm
以下、rwxrwxrwxの後に「.」があった場合これが何を意味するかの説明。

tarボールを広げてみたら、ファイルとかディレクトリのls -lのアクセス権限表示のあとに見慣れない「.」が。こんな感じ:

  • rw-r--r--. 1 tengu tengu 0 2011-01-04 13:08 hoge

調べてみたらここに答えがあった。
http://www.gnu.org/software/coreutils/manual/coreutils.html#ls-invocation:
「--format=verbose」の解説の最後にある。長いので次の文を検索するとすぐ見付かる:


Following the file mode bits is a single character that specifies whether an alternate access method such as an access control list applies to the file.

ls -lのアクセス権限(drwxrwxrwx)の後の'.'の意味

伝統的なアクセス権限の後がスペース('drwxrwxrwx ')なら通常のUnixのアクセス権限だけが有効。
何かキャラクタがあると、それ以外のアクセス権限がある。
GNU lsが'.'を表示したとき('drwxrwxrwx.')はSELinuxのアクセス権限のみが(伝統的な権限に追加して)あるという意味。

このようなSELinux特有の権限ビットが通常の(SELinuxでない)Linuxにもtarを経てついてくるようだ。