「プラズマ鞘」をアンテナにすることにより、大気圏に再突入する際の無線停止を克服する「柔道技」

http://www.technologyreview.com/blog/arxiv/26222/

こういうトピックはよくわからないけど、HNでトップなのでがんばって訳してみる。多分間違っていると思うので、元記事を参照。

スペースシャトルなどが、大気圏に再突入する際に2ー3分間通信不能になってコントロールセンターも飛行士も冷や汗状態になる。大気との摩擦で熱くなった機体がプラズマを作りそれに囲まれた状態になるからだ。プラズマの鞘は一部の電波を反射するが、残りを吸収する。反射してしまった部分は絶望的としても、プラズマに吸収されている分は読みたい。しかし、吸収されたものは機体にまで届かない。色々な案が出されたが実用は困難なようだ。例えばアンテナをプラズマ前方に突き出しも溶けるまでの間しか使えない。

モスコアのランダウ理論物理学研究所のAleksandr Korotkevich氏が「柔道の達人が相手の力と動きを使って負かす」ような逆転解決策を発見した。

通信をブロックしているプラズマ鞘自体をアンテナとして利用するのだ。機体からプラズマに向けて電波を送るとプラズマ内部の電場に変調された無線が反射されて帰ってくる。プラズマ内部の電場は外部からの無線を吸収しているので、反射された無線には外部からの無線の跡がある。これから元のシグナルを再現できるというのだ。
想像図:


ヒューストン ---Hi---> |プラズマ|<----|機体
| Hi |---->| Hi
^--ここに外部からのシグナルがこもっている

外への通信もこれの逆をやればできるとのこと。