JWZがArringtonの偽善を暴く

http://www.jwz.org/blog/2011/11/watch-a-vc-use-my-name-to-sell-a-con/

訳:

普段はこのような自己満主義(?)のハイテク産業系の記事は無視する。でも皆がこの記事を送ってくるので、こいつ(記事の著者は)有名らしい。Michael Arringtonは「Startups Are Hard So Work More, Cry Less, And Quit All The Whining」という記事を投稿した。これは1994年の俺の日記から広範囲に引用している。

こいつはソフト業界で成功するには気違い染みた長時間労働に耐え、デスクの下で寝、人生一度しかない若き日々を捧げなければならないと主張している。それができない奴は弱虫だと。この論点を支えるために俺の言葉を使っている。

不愉快なことだ。なぜならこれは本当ではなく不誠実なことだから。

本当なのは、VCのビジネスモデルが機能するためには君(プログラマ)が人生を捧げて彼を金持ちにしなければいけないということだ。お金を追え。VCが君のために良いことを語るときは彼の財布を調べてみるといい。そして自分の指を数えろ(?)


「無茶して寝る時間も惜しんで働けば金持ちになる」と言うのはそうしないと彼らの職種が金持ちにならないからだ。若く社交下手で世間知らずな天才がこのストーリーを信じないとVCは儲からない。このように、(若者の努力に)便乗できなくなると、自分で実際に働かなければならなくなってしまうかもしれない。若者が燃え尽きれば、また次のを見付ければいい。

俺がNetScapeスタートアップという宝くじでかなりの金を儲けたのは本当だ。他の初期のエンジニアも同じだ。でもエンジニアの100倍儲けた連中は? こいつらがデスクの下で寝ていなことは確かだ。ソフト業界で儲かっている人のリストを見てごらんなさい。この人達の睡眠時間と就労時間はここでVCが言っているのとは違うことに間違えない。

もし、君の目標がArringtonsのよな連中のための金儲けをしながら、もし宝くじに当った際にはこいつらのおこぼれを頂戴することなら、銀行家や投資家が応援するなか頑張ればいい。

しかし、俺が勧めるのはやりたいことをやれということだ。これが長時間労働を必要とするなら、それもいいだろう。あるいは「水中バスケット織り」クラスに参加するために毎日6時に仕事場を出ることを要するならそうすればいい。